2007年9月20日

コムスンの在宅介護事業の譲渡先決定。「介護難民」回避  [ news ]

コムスンの事業譲渡先として、16の事業者が決まりました。懸念されていた「介護難民」が発生する地域は、理論上はなくなる公算です。

訪問介護最大手のコムスン(東京都港区)の事業譲渡先を選定していた第三者委員会(堀田力委員長)は4日、訪問介護など在宅系事業の売却先としてジャパンケアサービスやセントケア・ホールディング、ニチイ学館など16事業者を決めた。大手のほか、地元の企業や医療法人、特定非営利活動法人(NPO法人)も含まれ、「介護難民」が発生する地域はなかった。利用者や関係者は安堵の表情を見せた。(イザ!の記事より引用)

紆余曲折がありましたが、まずは一段落といえるのでしょうか。

これで、高級老人ホーム以外の事業は譲渡先が決まったことになりますね。

八王子の老人ホーム入所者の大腸からスプーン  [ news ]

東京都八王子市の老人ホームで、あってはならない出来事がありました。入所者の方の大腸から、スプーンが見つかったとのことです。スプーンの摘出後に、この入所者は亡くなりました。

東京都八王子市の特別養護老人ホームに入所していた女性(61)の大腸からスプーンが見つかり、摘出後に死亡していたことが9日、分かった。警視庁八王子署が関係者から事情を聴き、経緯を調べている。(イザ!の記事より引用)

老人ホームで使う食器などの日用品については、誤って口に入ってしまった場合でも消化されるような素材をつかうなどしたほうが、いいのかもしれません。

2007年6月 9日

コムスンの指定打ち切りへ  [ news ]

6月6日、訪問介護最大手のコムスンに対して厚生労働省は、同社の1600箇所の事業所への指定を打ち切るとしました。

訪問介護最大手の「コムスン」(東京都港区)が虚偽の申請で事業所指定を不正に取得していたとして、厚生労働省は六日、介護保険法に基づき、全国にある同社の介護事業所の八割に当たる約千六百カ所について来年四月から二○一一年度までの間に順次、指定を打ち切り、新たな事業所の指定もしないよう、都道府県に通知した。(中国新聞ニュースより引用)

これにより、およそ6万人の同社のサービス利用者に影響が出るとのことです。現在、高齢者関連サービスの多くが一般の事業者によって運営されているため、今後もこうしたことは起こりうると思われます。

2007年2月19日

西日本シティ銀行が入居一時金の信託代理業務に参入  [ news ]

2月15日、西日本シティ銀行が有料老人ホームの入居一時金に関する信託代理店業務への参入を発表しました(PDF形式のリリースはこちら)。

株式会社 西日本シティ銀行(頭取 久保田 勇夫)は、本格的な高齢化社会の到来を迎え、 今後も増加が予想される「有料老人ホーム」の入居者および運営事業者をサポートするため、株式会社りそな銀行と提携して「入居一時金保全信託」紹介サービスの取扱を開始しますのでお知らせいたします。「入居一時金保全信託」信託契約代理店業務は、全国の地方銀行でも当行が初めての取扱となります。また、今回第一号の取扱として有料老人ホーム「くましろ・いづみ館」の入居一時金について信託契約に基づく保全措置を実施いたしましたので、あわせてお知らせいたします。(同行リリースより引用)

2006年4月の老人福祉法改正で、有料老人ホームを運営する事業者に入居一時金の保全が義務づけられています。上限額は500万円。これは、運営事業者の倒産などの事業リスクに対する備えです。

今回発表された西日本シティ銀行の信託契約を利用することで、運営事業者は入居者から預かった入居一時金をりそな銀行に管理してもらえるので、入居者には元本を保証できるようになる。これにより、運営する有料老人ホームの信用力が高まるメリットがあるとのことです。

りそな銀行と提携したうえで、ホームの運営事業者が、入居者から預かった入居一時金を、りそな銀行に信託する際の契約を仲介する。この業務を地銀が行うのは全国で初めて。当面は福岡県内3営業部で取り扱いを始め、九州全域に広げる。

リリースでは、2月16日に事業をスタートさせる有料老人ホーム「くましろ・いずみ館」を運営するくましろサービス(福岡県久留米市)の信託を仲介した旨も発表されています。

2007年1月23日

滋賀県「ぎおうの里」内のボランティア喫茶店が人気  [ news ]

滋賀県の高齢者福祉施設にある喫茶店が人気を集めています。運営はボランティアです。

喫茶店の名前は「喫茶ぎおう」、滋賀県野洲市冨波町にある高齢者福祉施設「ぎおうの里」にあります。

ぎおうの里は一昨年8月に、特別養護老人ホームや通所介護施設などの複合福祉施設として開所した。現在、約70人が利用している。喫茶店は入り口近くにあり、広さ約60平方メートル。利用者と地域住民の交流を目指して開設され、守山、野洲両市のボランティア6団体が運営している。(京都新聞電子版の記事より引用)

記事によれば、コーヒーなどが手作り菓子つきで100円というお値打ち価格。家庭的な雰囲気も相まって地域交流に一役かっているとのことです。

こういうお店はいいですね。ファストフード化した喫茶店が多いなか、ゆったりとくつろげる喫茶店は貴重です。

営業時間は13時~16時と少し短めですが、ボランティア運営なのでしかたありません。

ぎおうの里のウェブサイトには、喫茶ぎおうの情報もあります。ボランティアの方々のお写真やコメントなどもあります。

2007年1月10日

川越「キングス・ガーデン」で死者、ノロウイルス原因か  [ news ]

またまたノロウイルス関連のニュースです。

1月8日、埼玉県川越市の特別養護老人ホーム(特養)「川越キングス・ガーデン」で、ノロウイルスが原因と見られる感染性胃腸炎が引き起こす誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)で女性2人が亡くなっていたことが明らかになりました。

川越市保健所によると、川越キングス・ガーデンでは昨年12月26日から今月7日までに、入所者や職員ら計57人が感染性胃腸炎に感染。そのうち5人が現在も発症中という。同市は感染の拡大を防ぐため、通所サービスを中止させるなどの措置を取った。(イザ!の記事より引用)

亡くなったのは川越キングス・ガーデンに入所している93歳の女性2人。

ノロウイルス感染の症状と見られる嘔吐や下痢などの症状があったため、ノロウイルスが原因と見られているとのことです。

これだけ老人ホームでの集団感染が報じられているなか、各施設では十分な対策がなされているはずにもかかわらず、感染が相次ぐ事実をしっかり見ないといけないのかもしれません。

すでに「対策しましょう!」という呼びかけだけでは応じきれない状態になっていると考えられます。

2007年1月 5日

長寿日本一の皆川ヨ子さんが114歳の誕生日  [ news ]

1月4日、長寿日本一の皆川ヨ子さんが、114歳の誕生日を迎えられました。

おめでとうございます。

皆川さんは現在、福岡県福智町にある特別養護老人ホーム(特養)「慶寿園」に入所しており、誕生日には慶寿園で誕生会が開かれました。

皆川さんは1893年生まれの114歳です。

お子さんが5人(現在ご存命なのは娘さん1人)、孫7人、ひ孫12人、玄孫2人がいらっしゃいます。

2007年1月 2日

船橋の特養でノロウイルス感染の入所者が死亡  [ news ]

2007年になりました。今年もよろしくお願いします。

新年最初の記事は、昨年末に起こった悲しいニュースになってしまいました。このところ猛威をふるっていたノロウイルスの集団感染が、また高齢者施設で発生しました。

船橋市の同保健所は12月30日に、船橋市内の効率特別養護老人ホーム(特養)で、ノロウイルスによる集団感染が発生したことを発表しました。感染したのは入所者と職員の合わせて21人。いずれもノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症し、そのなかの1人が亡くなったとのことです。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎による船橋市での死者は、2006年10月以降で3人目。

千葉県船橋市は30日、市内の特別養護老人ホームで入所者14人と職員7人がノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症し、うち肺炎になった90代の女性が29日に急性呼吸不全で死亡したと発表した。(イザ!の記事より引用)
市保健所によると、二十七日に同施設から入所者六人と職員一人に下痢、嘔吐(おうと)の症状が出ているとの連絡があり、運び込まれた四人分の検体すべてからノロウイルスが検出された。発症者は二十九日まで増え続け、同日、九十代の女性入所者が搬送先の病院で死亡した。現在は全員快方に向かっているという。(中日新聞ホームページの記事より)

寒い季節はちょっとしたことが大事につながります。くれぐれも口に入れるものなどにはご注意を。

2006年12月25日

広島県呉市の「あすやら荘」でもノロウイルス感染  [ news ]

12月11日に、広島県の介護老人保健施設「あすらや荘」でも、入所者のノロウイルス感染が報告されています。

広島県呉市の介護老人保健施設「あすらや荘」で、11月下旬から入所者と職員計32人が下痢や吐き気などの症状を訴え、患者の便からノロウイルスが検出されていたことが11日、分かった。呉市保健所は集団感染とみている。(イザ!の記事より引用)

保健所の発表によれば、80歳代の女性の患者が肺炎で亡くなったとのことですが、野呂ウイルスとの因果関係は明らかになっていないようです。

厚生労働省の試算で、最悪の場合、ノロウイルスの感染患者が1000万人にのぼる可能性があるとの、恐ろしい数字も出ています。

とくに、免疫力の下がっている高齢者は、この時期の寒さも相まって気をつけなければいけません。老人ホームなどの高齢者施設も十分な注意が必要です。

2006年12月19日

石川県の特養「第二金沢朱鷺の苑」でノロウイルス集団感染  [ news ]

ノロウイルスが全国的に猛威を振るっていますが、老人福祉施設においてもその勢いは収まりそうもありません。

今度は石川県金沢市の特別養護老人ホーム(特養)での感染です。不幸なことに患者さんの死亡につながってしまいました。

金沢市保健所は16日、市内の特別養護老人ホーム「第二金沢朱鷺の苑」で、入所者と職員の計72人が下痢や吐き気などの症状を訴え、入所者の女性(96)が同日に死亡したと発表した。(イザ!の記事より引用)

この記事によれば、48人の入所者と24人の職員がノロウイルスに感染し、発症したとのことです。発症した入所者の年齢は76歳から101歳と、高齢の方が多く懸念されますが、皆さんが快方に向かっているとのことです。

ふだんの生活においても、マスクとうがいで、多少は防御できるようです。あとは感染者の嘔吐物などに直接触れないようにすることも重要だそうです。

2006年12月 9日

さいたま市の理髪店が、養護老人ホーム「年輪荘」で無料散髪23年  [ news ]

埼玉新聞のWEB埼玉に、こんな記事がありました。

さいたま市南区南浦和の「ヘアーサロン・ユウ」が二十三年前から、養護老人ホーム「年輪荘」(同市緑区)での無料散髪を続けている。伸びた髪を切ってもらい、気持ちよさそうなお年寄りたち。店長の川見源也さん(60)は「やってあげるのではなく、切らせていただいている」と、謙虚に二十三年を振り返る。(同記事より引用)

通常は1人1,000円程度の散髪代を受け取るのが相場なのだそうです。
切らせていただいている、という姿勢で代金を受け取らない…。

23年ものあいだ続けてこられたのは、無理をしないでやってきたのが秘訣だと言います。
ボランティア活動なども同じでしょうね。

2006年12月 7日

奈良県の特養でノロウイルス集団感染  [ news ]

asahi.comの記事によれば、奈良県の養護老人ホームで入所者60人が下痢や吐き気などの症状を訴えたと発表したとのことです。

奈良市は6日、同市杣ノ川町の知的障害者福祉施設で95人、同市古市町の養護老人ホームで60人が下痢や吐き気などの症状を訴え、いずれもノロウイルスによる感染性胃腸炎とみられると発表した。奈良県も同日、同県葛城市の特別養護老人ホームで18人が集団感染したと発表した。全員が快方に向かっているという。(asahi.comの記事より)

このブログでも以前にノロウイルスによる集団感染にのニュースをエントリーしたことがありますが、今年の1月にも奈良県の特別養護老人ホーム(特養)で集団感染があったことを報じていました。

【関連記事】
奈良県の特養でノロウイルス集団感染(2006年1月18日)
貝塚市の老人ホームでノロウイルス集団感染(2006年5月8日)

2006年12月 3日

「いいふろ」の日に、沼田市で老人ホームへの温泉配送サービス  [ news ]

群馬県沼田市の沼田利根ライオンズクラブは、「いいふろ」の日にあたる11月26日前後に、毎年老人ホームに温泉を届けています。

今回で7年目にあたる今年も、沼田市横塚町の愛宕老人ホームに源泉を届けました。

沼田市利根町の「しゃくなげの湯」という日帰り温泉施設から運ばれた3トンの源泉です。

2006年11月26日

入所者名簿から暗証番号割り出し、職員が入所者の預金を盗む  [ news ]

神奈川県で11月25日、老人ホーム職員が入所者の預金を引き出し、盗みの疑いで逮捕されました。

Sankei Webの記事によれば、逮捕されたのは横須賀市根岸町の介護職員、菱沼和彦容疑者(24)。菱沼容疑者は10月3日に、横須賀市三崎町の老人ホームに入所している86歳の女性の財布からキャッシュカードを抜き取り、京浜急行三崎口駅前の信用金庫のATMから預金を引き出し盗んだ疑いです。

預金の引き出しは2度にわたって行われ、合計で80万円が盗まれました。

「暗証番号はどうしたの?」と気になりますが、この菱沼容疑者は、勤務する老人ホームの入所者名簿に記載されていた生年月日から暗証番号を割り出して犯行に及んだとのことです。悪質です。

信用金庫設置の防犯カメラに現金を引き出す菱沼容疑者の姿が映っていた。別の入居者から貴金属数点(約100万円相当)を盗んだことも認めており、同署で余罪を追及している。(Sankei Webの記事より)

2006年11月16日

岡山の特養「阿知の里」虐待疑惑で告発の動き  [ news ]

これまで何回か触れてきた話題ですが、岡山県の特別養護老人ホーム(特養)「阿知の里」における入所者への虐待疑惑で、元入所者の家族らが告発する準備をしているそうです。

若干、泥沼化している感のあるこの事件にとって、告発という動きは大きなトピックになるものでしょう。

告発の準備をしている63歳の男性によれば、以前に入所していた母親の胸や顔から不自然な皮下出血跡が見つかったとのこと。その数およそ10カ所。

施設側は先月、岡山県と岡山市に「虐待はない」との調査結果を提出したが「外傷などの因果関係の分析が不十分」として再提出を求められ、今月1日に施設側が再調査の結果を提出している。(岡山日日新聞の記事より引用)

意外と知られていないと思うので、ここで今一度「告発とは何か?」を理解しておきましょう。

告発とは、犯人及び告訴権者以外の第三者が犯罪があると考え、捜査機関に対し犯罪事実を申告して捜査や犯人の訴追を求める意思表示です。第三者であれば誰でもできます。しかし、全く罪を犯していないことを知りながら、罪に陥れようとして、虚偽の告発をすれば虚偽告訴罪になります。(書類作成支援センターの記事より引用)

告発が受理されると捜査機関が捜査に乗り出すってことですね。

【関連記事】
「阿知の里」虐待疑惑で岡山県知事が再捜査を指示
岡山の特養「阿知の里」虐待疑惑が泥沼化
岡山県の特養「阿知の里」虐待疑惑で元嘱託医らが会見
岡山県の特養「阿知の里」で入所者に虐待か?!

2006年11月11日

福岡の「プレジール春日」が無料体験入居キャンペーン  [ news ]

福岡県春日市の介護付き有料老人ホーム「プレジール春日」は11月10日、無料体験入居キャンペーンを実施することを発表しました。

プレスリリースによると、このプレジール春日は、国が定める基準の1.5倍のスタッフを擁し、要介護者2人に対して1人の職員を配置しているとのことです。3社の医療機関とも連携することで介護体制も万全だと述べています。

今回募集を行う無料体験入居キャンペーンは11月末までで、先着3人限定とのことです。

【DATA】
プレジール春日
〒816-0805
福岡県春日市千歳町3丁目47-1
TEL:092-588-8411
運営:株式会社ワカクス

2006年11月 8日

有料老人ホームの入居一時金に値下げの波が  [ news ]

有料老人ホームを選ぶ際に、いちばんネックになるのは入居一時金です。数千万円という高額な入居一時金の工面ができずに希望する有料老人ホームに入居できない人も少なくありません。そんななかでNIKKEI NETの記事によれば、有料老人ホームの入居費用に値下げの動きが見え始めたとのことです。

メデカジャパンは来年秋開業する埼玉県戸田市の施設の入居一時金を100万—200万円に抑える予定。従来の施設と比べると5分の1から10分の1の水準だ。今後も価格を抑えた施設を増やす。デイサービス、認知症高齢者が共同生活するグループホームなどを併設することで、介護職員の作業効率を上げる。ホームの入居率も高め、収益を確保する考えだ。(NIKKEI NETの記事より引用)

メデカジャパンのほかにもツクイなども100万円前後の入居一時金に値下げしています。有料老人ホームも価格競争の時代ですね。

神戸市の有料老人ホームで食中毒  [ news ]

11月7日、兵庫県の神戸市保健所が、市内の有料老人ホームで食中毒が発生したことを発表しました。神戸新聞の記事によれば、11月3日の夕方に食堂のにぎり寿司などを食べた入所者とその家族、職員34人が食中毒症状を訴え、うち3人が入院したとのことです。症状は快方に向かっているようです。

調べてみると、ちょうど1年前の2005年11月6日にも老人ホームでの食中毒事件の記事をアップしていました(その記事はこちら)。そういう時期なのでしょうか……。

2006年11月 6日

住生活グループが介護事業に参入  [ news ]

異業種から老人ホーム業界へ参入する企業が増えていますが、住生活グループの参入のニュースが飛び込んできました。不動産分譲を手がけるユニカ(本社は福岡県福岡市)の介護事業部門を買収しての参入です。

住生活グループといえば、トステムやINAXなどを傘下におさめる企業グループです。本日11月6日付けで社長交代のニュースも出ています。今回、介護つきマンション事業への参入は新たに設立された「住生活グループシニアライフ」によって行われます。

住生活グループは6日、創業一族の潮田洋一郎取締役(52)が同日付で代表権を持つ会長兼最高経営責任者(CEO)に就任したと発表した。会長兼CEOを務めていた創業者で父親の潮田健次郎氏(80)は代表権のない取締役となった。傘下でアルミサッシ最大手のトステムでも同日付で健次郎氏が会長から取締役に、洋一郎氏が取締役から会長になった。(NIKKEI NETの記事より引用)

今回の買収は、約120億円の規模だそうです。東京都や福岡県にある5つの施設を譲り受けるが、100人あまりの従業員の雇用はそのまま引き継ぐとのことです。

※関連リリースはこちら(PDF)

2006年11月 5日

ワタミの介護事業(渡辺美樹社長インタビュー)  [ news ]

介護事業に参入したワタミの渡辺美樹社長のインタビューが「イザ!」に掲載されていました。

これまでも外食チェーンで作り上げたノウハウを徹底的に介護事業でも生かしていくとくりかえし述べられていましたが、その姿勢に変わりはないようです。

--平成32年に有料老人ホーム市場で10%のシェア獲得を目標に掲げたが、他より優れた点は  「安心・安全な食事の提供や低コストの施設づくり、清潔さを保つ仕組みを20年間培ってきた。こうした外食のノウハウがすべて、施設介護に活用できる。低コスト運営によって食費や入居金を安くしている。競争は激しいが、学校を設立したことで、サービス心と技術教育をどの施設よりもしっかりとできる」(イザ!の記事より引用)

【当ブログの関連記事】
ワタミが介護の専門大学院を設立(2006年6月25日)
介護保険法改正で高齢者向け賃貸住宅が増加へ(2006年6月13日)
老人ホーム入居費にリバースモーゲージを(2005年10月29日)

2006年10月29日

岡山中央福祉会が「会陽の里」の指定管理者候補に  [ news ]

岡山県の岡山市立養護老人ホーム「会陽の里」の指定管理者選定をめぐり、指定管理者選定等審査委員会は10月27日に、岡山市吉原の特別養護老人ホーム「健生園」を運営する社会福祉法人岡山中央福祉会を、指定管理者候補に選定したと発表しました。

「指定管理者」とはどういうものか、皆さんはご存知でしょうか?

指定管理者とは?
指定管理者とは、地方公共団体にかわり、公共施設の管理運営業務全般にわたってを行う者(指定管理者)をいいます。これは、2003年9月施行の地方自治法の改正により制定され、民間の指定管理者のノウハウから、サービスの向上や行政のコスト削減を目的としています。これまで公共施設の管理運営は、外郭団体あるいは直営のいずれかでしたが、2006年9月までに、全ての公共施設が直営か指定管理者による管理運営のいずれかを選択することが制定されました。
※指定管理者についての公示 総務省HPより抜粋 文部科学省HPより抜粋(株式会社シグマコミュニケーションズのページより引用)

最近では、公園や公営ホールといった施設が、指定管理業者によって運営されているケースも増えています。ちょくちょくニュースなどでも話題になっていますよね。

今回のケースでは、市立の養護老人ホーム「会陽の里」の指定管理者を選定しているわけです。

募集に対して応募を行ったのは3つの社会福祉法人でしたが、そのうちのひとつは指定管理料の提案が上限を上回ったために失格になったそうです。残りは以下の2法人です。

社会福祉法人センチュリー岡山は、運営する「阿知の里」が虐待疑惑の渦中にありますが、今回の審査は虐待はなかったという前提で行われました。審査によれば、指定管理料ではセンチュリー岡山が上回ったものの、入所者への処遇で岡山中央福祉会が上回り、この入所者処遇が「最重要項目」であったことなどもあり、総得点では岡山中央福祉会が169点、センチュリー岡山が163点の6点差で岡山中央福祉会に軍配が上がりました。

井上信二委員(公認会計士)は、センチュリー岡山の指定管理料の方が安いことから「500万円以上の差があり、得点差が4点だけというのはどうか」と疑問視。 これに対し、市高齢者福祉課は「施設の管理運営能力、入所者の処遇を重視した。安かろう悪かろうで、おかしくなっても困る」と反論した。 「会陽の里」の定員は入所80人、ショートステイ10人。直営から公設民営方式に切り替えるため、指定管理者に移行し、11月定例市議会で議案が出される予定。(okanichi.co.jpの記事より引用)

さすがに渦中のセンチュリー岡山を選ぶのは勇気がいることだったと思います。結果的にはそういう思惑をはさむことなく厳正な審査で決まったとのこと。

両陛下が佐賀県の老人ホームを訪問  [ news ]

天皇、皇后両陛下は10月28日、訪問中の佐賀県で特別養護老人ホーム(特養)「つぼみ荘」(佐賀市)を訪問し、入所者である約50人の高齢者と交流を行いました。

両陛下の佐賀県入りは、14年ぶりとのことです。ほかに唐津市内の見学などを行い、30日に帰京される予定です。

2006年10月28日

「阿知の里」虐待疑惑で岡山県知事が再捜査を指示  [ news ]

これまで何度かこのブログでも取り上げてきた岡山県下阿知の特別養護老人ホーム(特養)「阿知の里」における職員による入所者虐待疑惑について、岡山県の石井正弘知事がコメントを出しました。

10月25日の定例会見で石井知事は、「短期間に入所者に多数の傷があったのは、不自然で介護ミスだけでは片づけられないと感じる」とし、阿知の里に対して再調査と報告を指示したと述べました。

これまで阿知の里側では、2006年7月11日から10月4日のあいだに、軽いものを含めて41人で合計162箇所のあざや傷が見つかったことを報告していました。あざや傷の原因については、未熟な介護技術によるものや、入所者自身の過失によるものとし、虐待については否定してきました。

知事は、一般論としても短期間に160箇所もの外傷が出るのは不自然だと述べ、阿知の里側の分析が不十分だとし、さらに精査する必要があると述べました。

阿知の里では、これまでも「虐待はない」という姿勢を強調してきました。告発した職員が“施設をおとしめる行為”を行ったとし、この職員による他の職員へのパワーハラスメントもあったとし、この職員を懲戒解雇にしています。

【関連記事】
岡山の特養「阿知の里」虐待疑惑が泥沼化
岡山県の特養「阿知の里」虐待疑惑で元嘱託医らが会見
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2006年10月26日

岡山の特養「阿知の里」虐待疑惑が泥沼化  [ news ]

これまでも何度かこのブログで紹介してきた、岡山県の特別養護老人ホーム(特養)「阿知の里」における、職員による入所者への虐待疑惑ですが、その後、泥沼化の様相を呈してきました。

Sankei Webの記事によれば、施設側が10月23日に会見を行い、虐待を告発した職員を懲戒解雇したとのことです。施設側は、この職員が施設側をおとしめようとしたと理解しているとし、同職員が公表した資料は日付の改ざんなどが見られるとして、「医師や職員が、施設側の信用を失墜させる意図で行ったもの」(同記事より)と述べています。

一方で、告発を行ったこの職員は、「記録は数カ所を書き直したが、その際、傷を発見したのは別の職員。その報告をもとに自分も傷の確認をしたうえで行った。日がたっている傷は、その職員から確認できたものだけ書き直した」(同記事より)と主張しているようです。

この事件は、もう少し経過を見ないとなんとも言えない感じになってきましたね。

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2006年10月22日

鹿児島に介護付きシニアマンションが完成  [ news ]

10月19日に、鹿児島県鹿児島市に完成した高齢者向けマンションの竣工式が行われました。

このマンションは「グランガーデン鹿児島」という名前の介護付き有料老人ホームで、地上19階建て119戸のマンション棟と、58室の介護棟で構成されています。運営は九州電力グループです。

19日の竣工式では、キューデン・グッドライフ鹿児島の岡本克己社長らが玉串を捧げてグランガーデン鹿児島の完成を祝っていました。

このグランガーデン鹿児島に入居するには、一般の有料老人ホームと同様に入居一時金などをしはらって終身利用権を購入する形で、分譲マンションではありません。

建物はバリアフリー設計が施され、1LDKと2LDKの2タイプがある居室には、60歳以上の人が2人まで入居でき、室内には複数のセンサーが備えられており入所者の動きを感知できるようになっています。16階には鹿児島市内や桜島を一望できる展望ルームもあるそうです。

アルツハイマー治療薬は「効果なし」大学が報告  [ news ]

10月19日のUS FrontLineの記事によれば、米国南カリフォルニア大学医学部の研究者などが、アルツハイマー治療薬として最も一般的に使用されている薬には「ほとんど効果がない」「副作用のリスクを高めるだけ」と発表しました。

対象となった薬は、リーライ・リリーの「ジブレクサ」、アストラゼネカの「セロクエル」、ジャンセン・ファーマスーティカルの「リスパーダル」。これらの抗精神病薬は総合失調症患者などに投与されるものだが、アルツハイマー患者や老人ホームなどに入所している高齢者にも投与されているとのことです。

米国では「メディケア」と呼ばれる高齢者向けの医療保険制度がありますが、米国内の老人ホームに入所しているメディケア受給者は250万人いるそうです。この中の約3分の1の入所者が、上記の薬を使っているとのこと。

臨床試験では、焦燥感や錯乱、幻覚症状のある421人のアルツハイマー病患者を2つのグループに分け、それぞれ抗精神病薬と偽薬を投与した。しかし、12週間経っても両グループに目立った違いは見られなかった。

また、両グループとも約80%は試験期間が終了する前に服用をやめたが、抗精神病薬を服用したグループでは副作用を理由に服用をやめる例がはるかに多かった。同薬を服用した患者には、鎮静(15~24%)や混乱(6~18%)といった副作用が見られ、転倒するリスクが高まった。またジプレクサとリスパーダルについては、患者の12%に震えなどパーキンソン病のような症状も見られた。(US FrontLineの記事より引用)

ジョンソン&ジョンソンではイーライ・リリーと、アストラゼネカ、ジャンセンを所有していますが、これらの薬がアルツハイマー病の治療薬としてFDA(連邦食品医薬品局)から認可されていないと述べています。

調査を行った助教授は、副作用がしっかり管理できる施設において、これらの薬を体が受け付ける患者にのみ使うべき、とも述べています。

米国の製薬業界の裏側をアフリカの貧困と絡めて描いた映画がありましたが、あらためて製薬業界の怖さを感じたニュースでした。

2006年10月21日

岡山県の特養「阿知の里」虐待疑惑で元嘱託医らが会見  [ news ]

先日のエントリーでも紹介した岡山県の特別養護老人ホーム(特養)「阿知の里」における、職員による入所者への虐待疑惑について、県や市に疑惑を指摘した元嘱託医が会見を行いました。

元嘱託医は「虐待の結果としてできたものが多く含まれている可能性が強い」との認識を示し、写真16枚を公開。同席した介護長(55)=16日に依願退職願を提出=も「寝返りもできない重度の認知症のお年寄りに皮下出血が見られ、おかしいと感じていた」とした。(山陽新聞ニュースの記事より引用)

この元嘱託医のスタンスは、「介護によってできた傷だとは思えない」ということのようです。この会見は、今後の調査にも大きな影響を与えそうです。

2006年10月17日

鹿児島県のシルバーパーク芳草園で入所者に虐待  [ news ]

以前にも、老人ホームにおける職員による入所者への虐待についてのエントリーを掲載したことがありますが、同様のニュースが報じられていました。鹿児島県鹿児島市四元町にある介護型有料老人ホーム「シルバーパーク芳草園」での出来事です。

2006年6月末にシルバーパーク芳草園の関係者から情報提供があり、鹿児島県が7月と8月にシルバーパーク芳草園への立ち入り調査を実施しています。

県は6月末、関係者から「食事中に平手打ちしている」「衛生状態が悪い」「男女一緒に入浴させている」などの情報提供を受け、7月6日と8月3~4日に園を立ち入り調査。平手打ちを認めた職員は「時々たたいていた。体をかくのをやめさせるためだった」と説明した。園が国の基準で報告義務のある骨折事故などを県に報告していなかったことも判明。園は「義務規定を知らなかった」としている。  また、男女一緒の入浴について園は「男女別に入浴時間を決めているが、認知症の人が多く混乱しているかもしれない」と説明。県は「一般通念として好ましくない」と指摘した。(イザ!の記事より引用)

認知症の入所者が多い施設では、なかなか被害の実態が明らかにならないケースが多そうです。入所者の家族の立場で考えても、誤解かもしれないケースで騒ぎ立ててしまったら、その後の入所者への扱いが悪くなるのでは、と心配してなかなか手を挙げられないのではないでしょうか。やはり、内部に監視機能を設ける必要があるのかもしれません。

【このブログの関連記事】
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2006年10月11日

ノエルが介護施設「グランダ鶴間・大和」を取得  [ news ]

東急田園都市線沿線を中心に不動産ビジネスを展開しているノエルは、神奈川県大和市の介護施設を取得したと発表しました(関連リリースはこちら)。

取得したのは「グランダ鶴間・大和」(神奈川県大和市下鶴間2-3-41)で、総戸数73室・定員90名の介護施設です。これは自己勘定による投資用収益不動産としての取得で、株式会社ベネッセスタイルケアが貸借人になります。

2006年10月10日

住友信託銀行が有料老人ホームを「格付け」  [ news ]

アサヒコムの記事によれば、大手信託銀行の住友信託銀行が有料老人ホームの格付けに乗り出すとのことです。全国1000以上の有料老人ホームを調査し、民間の福祉関連企業と共同で独自の格付けを行うというもの。

背景には、同行の顧客の高齢化があるようです。記事によると、住友信託銀行の個人顧客の平均年齢は約60歳で、顧客から有料老人ホームの情報に対する要望が寄せられていたとのことです。

ホームの財務内容を詳細に調べるほか、介護サービス充実度や将来性などを総合的に評価する。年明けにはデータベースを完成し、全国の支店に配備する計画。集めたデータは個人客に、相談に応じる形で提供する。 (アサヒコムの記事より引用)

「検索」に慣れている若者世代と異なり、シニア層は「信頼できる先からの情報」に重きを置く傾向が強いと思われます。そのため、銀行など生活に密着する先からの情報には信頼度も高く置かれるでしょうね。

同様のサービスを手がける企業は、今後もますます増えていくと予想されます。

2006年10月 9日

岡山県の特養「阿知の里」で入所者に虐待か?!  [ news ]

このブログでも、高齢者施設での虐待については何度かエントリーしてきましがた、今度は岡山県の特別養護老人ホーム(特養)で事件が発生したようです。

岡山県下阿知にある定員50人の特別養護老人ホーム「阿知の里」で、入所者の多くが体に不自然なあざがあることが判明、岡山県警西大寺署が捜査をはじめたことが、9月30日に明らかになりました。
警察では関係者などから事情を聴き、傷害容疑などでの立件を視野に入れながら捜査を行っています。

ホーム側は「内部調査では虐待は確認できなかったが、県の指摘を受けて再調査している」と説明している。県や同ホームによると7月、3日間のショートステイをした女性の家族から「胸にあざがある」と問い合わせがあった。その後ホームの嘱託医が調べ、入所者約20人から不自然な皮下出血などを確認したという。(イザ!の記事より引用)

嘱託医が気がついたようですが、あざのあった約20人の入所者はいずれも認知症で寝たきり状態だったそうです。

ときどきこうしたニュースが飛び込んできますが、抜本的な解決策がなかなか見つかっていないことも一向に虐待が減らない要因のひとつです。地域のボランティアが数名ずつ常駐する、一般の人たちが施設内に常駐する施設を併設するなど、何か手を打たないと問題は解決しなさそうです。

富山県で流杉ホームの民営化中止を求め家族らが訴え  [ news ]

富山県で、老人ホームの民営化中止を求めて入所者の家族らが県を訴えた裁判が行われました。

この裁判は、富山県立流杉老人ホームが2007年4月に民営化することを受け、入所者の家族ら30人が民営化中止を求めて県を訴えているものです。

9月27日に富山地裁で行われた第1回口頭弁論で、富山県側も全面的に争うことを表明しました。

訴状によると養護や介護を継続的に利用する権利を侵害されたとした上で県営廃止の説明が不十分で、施設が民営化されると入所を拒否される恐れがあるなどと主張しています。(KNB NEWSの記事より引用)

民間の老人ホームが増えたことにより、行政による施設も続々と民営化されています。これまでそうした施設を利用していた人にとっては、民営化によって施設利用料が上がるのでは…?、サービスが低下するのでは…?などといった不安を感じる人もいると思います。

しっかりした説明がなされるべきなのは当然ですが、すべての人の納得を得るのは難しいことだと思います。ただ、病院がそうであるように、高齢者施設も一定の量で公的な施設がやはり残すべきだと思います。

2006年10月 7日

菊陽町の老人ホーム前社長に判決  [ news ]

以前にもこのブログで触れたことのある、老人ホームへの給付金をめぐる贈賄事件に判決が下りました。

自らが経営していた老人ホームへの給付金を増やしてもらおうと、町の助役のバッグに現金を入れたとして、贈賄の罪に問われていた菊池郡菊陽町の男に有罪判決が言い渡された。判決を受けたのは、菊陽町の老人ホーム『陽かりの郷』の前の社長・大久保泰規被告(66)。(TKU Newsの記事より引用)

昨年10月に、当時自らが経営していた菊陽町の老人ホーム「陽かりの郷」への介護保険適用者の増枠をもくろみ、町の助役のバッグに100万円のキャッシュを入れたとして、贈賄の容疑で起訴されていました。

熊本地裁の松本裁判長は、懲役10ヶ月執行猶予3年の判決を言い渡しました。

2006年9月18日

ジャズベースの石橋敬一さんが老人ホームで音楽療法  [ news ]

有名ジャズミュージシャンが、認知症の音楽療法に取り組んでいます。ナベサダや小曽根真さんとの競演などで知られるベースマン、石橋敬一さんの取り組みです。

ジャズの第一線で長年活躍した兵庫県姫路市のウッドベース奏者石橋敬一さん(54)が、歌や音楽で患者を治療する音楽療法の世界に転身。老人ホームで認知症の高齢者の症状改善に取り組んでいる。(北海道新聞の記事より引用)

石橋さんのプロフィールはこちらに詳しく掲載されています。

ペットや音楽を用いた認知症の症状改善に向けた取り組みは、老人ホームごとに取り組むのではなく、もっと全国的に利用できるような仕組みにするといいと思います。自分が入居しているホームでは利用したくても利用できない、ようでは利用者にとってつらいですよね。

2006年9月14日

熊本県の老人ホーム前社長、贈賄で求刑  [ news ]

「袖の下」は慣用句として一般的に使われますが、それをそのまま地でいく行為が行われ、贈賄の被告には懲役10か月の求刑がなされました。

自分が経営する老人ホームの入居者に対する介護保険適用者の枠を増やしてもらおうと、菊池郡菊陽町の助役のバッグに現金100万円を入れたとして、贈賄の罪に問われている前社長の初公判が、9月13日に開かれました。(TKU Newsの記事より引用)

被告になっているのは、熊本県菊陽町の介護付き憂慮老人ホーム「陽かりの郷」の前社長、大久保泰規被告(66)です。

「町役場の助役のバッグに100万円を入れた」とのこと。この事件が起こったのは2005年10月のことです。合志市の飲食店で食事をした際に、菊陽町の助役のバッグに現金で100万円を入れたとして、贈際の罪に問われています。

バッグに現金を入れられたことに気がついたこの助役が警察に届け出て、事件が明るみに出ました。

検察からは「私腹を肥やそうとした」と断罪され、懲役10ヶ月を求刑されました。

2006年9月 4日

聴覚障害者から6億円集めた女社長が逃亡?!  [ news ]

警視庁は9月1日、出資法違反容疑で東京都内の福祉販売機器販売会社と関係のある11ヶ所で家宅捜索を行いました。

この会社の55歳の女性社長が、手話を駆使して聴覚障害者に「高金利を払う」として6億円以上の金を集めていたようです。被害者は10都県で約70人。

この女性社長は、今年の春まで老人ホームの経営も手がけていたのですが、資金繰りがよくなくこの春に売却、そのころから連絡が取れない状態にあるようです。

SANSPO.comの記事はこちら

2006年8月28日

療養病床の6割削減で、3000億円の給付抑制  [ news ]

以前からこのブログでもお伝えしてきた「療養病床の削減」に関して厚生労働省は、療養病棟を6割削減する計画を実施するため、介護保険の給付費が2012年度の時点で1000億円増える見込みとの試算をまとめました。

制度を実施するために1000億円も増えるというのは、ものすごい大仕事です。

現在は医療保険の給付対象である入院患者の多くが介護保険施設に移るため。ただ医療保険の給付費は4000億円減るので、全体では差し引き 3000億円の給付抑制になるとしている。(NIKKEI NETの記事より引用)

以前のエントリーでも触れたように、療養病床の削減は「社会的入院」を減らすことが目的です。社会的入院とは、介護施設が満室だったりするために、医療以外の理由で「必要のない」入院をすることです。また家庭の事情も社会的入院の理由に挙げられています。

■関連記事
療養病床削減に厚生労働省が2000億円投入(2006年5月5日の記事)
高齢者用賃貸住宅でも介護保険サービスを(2006年2月19日の記事)
医療制度改革法案を自民党の部会が了承(2006年2月8日の記事)
介護型の療養病床を削減に(2006年2月6日の記事)
厚生省、介護型療養病床を廃止へ(2005年12月2日の記事)

2006年8月27日

大津で高齢者虐待防止シンポジウムを開催  [ news ]

滋賀県大津市にある特定非営利法人「あさがお」が、滋賀県と協力して“高齢者虐待防止”に関するシンポジウムを開催します。

開催は9月22日の午後1時半からで、場所は大津市の「ピアザ淡海」(大津市におの浜1-1-20)です(入場無料)。基調講演は「高齢者虐待防止法の狙いを目指すもの」と題し、フィオーレ南海の施設長である柴尾慶次さんが行います。

特定非営利法人とは、いわゆる「NPO法人」のことです。この「あさがお」は、高齢者やハンディキャップをもつ身障者の権利を擁護するために2005年2月に設立。相談員2人を含む6人のスタッフで、保健、医療、福祉などの相談に応じたりしながら活動している。

あさがおがこれまでに支援してきた高齢者虐待には、身体的な暴力行為のほか、高齢者の年金を家族が使ってしまう経済的な虐待、また、介護行為をいっさい行わない「ネグレクト」などがあるのだそうです。

このシンポジウムについて、詳しくはこちらをご覧ください。

2006年8月20日

大船渡市で「ふくしの職場説明会」  [ news ]

岩手県大船渡市で8月19日、「平成18年度ふくしの職場説明会」が開かれました。大船渡市の社会福祉協議会による催しです。

福祉を仕事としている人などによる体験発表等を通じ、福祉の仕事への理解と関心を高めるのが狙いで、福祉の仕事に進みたいという高校生や、中学高校の進路指導の教師を含む約30人が参加しました。

質疑応答も熱心に行われていたようです。

2006年8月14日

東急不動産が田園都市線沿線に高級老人ホームを  [ news ]

このところ低価格帯の老人ホームが増える一方で、富裕層を対象にした高級老人ホームも増えています。その流れのなか、東急不動産も高級有料老人ホームの事業を強化していくとのことです。

主に東急田園都市線沿線を中心に、これまでもあざみ野駅と藤が丘駅の周辺で3施設を運営してますが、今後2008年3月期中をめどに、この両地区でさらに1施設ずつを建設する計画です。また、その他にも小田急線や東横線の沿線でも新たな施設を計画しています。

東急不動産といえば、田園都市線沿線に多くの住宅を分譲している大デベロッパーです。これらの多くが昭和40年代に販売された住宅ということで、そこで暮らしている人の多くはそろそろ60歳代を向かえている頃です。有料老人ホーム事業の強化には、こうした住人の高齢化も背景にあるものと思われます。

東急不動産の有料老人ホームの特徴は、健常者向けの施設から介護付き施設に移る際に、入居一時金や保証金がかからないことです。入所者の健康状態に合わせて、長期間にわたってさまざまなサービスを提供することも同社の戦略にあるのです。

2006年8月13日

千葉県の特養「杜の家」で職員が入所者に暴行  [ news ]

高齢者施設での職員による入所者への暴言・暴行事件が相次いで発覚しています。

8月8日には、千葉県香取市の特別養護老人ホーム(特養)「杜の家」(もりのいえ)において、2005年10月に24歳の非常勤職員が93歳の男性入所者のわき腹を殴るなどしていたことが明らかになりました。

この「杜の家」は社会福祉法人「福祉楽団」が運営しており、施設の調査によるとこの男性職員は「介護中の激しく抵抗されたため、われを失って殴った」と述べ、依願退職したそうです。

施設と県の説明によると、昨年10月17日夜、トイレの介護の世話をしていた男性職員が入居者の脇腹を3発殴った。入居者は医師の診察で上半身の広範囲で内出血が確認されたが、現在は回復している。2日後に入居者の入浴を補助していた別の職員が、内出血の跡を見つけ、虐待の事実が発覚した。 入居者は認知症のため、入浴や排泄(はいせつ)など日常生活全般にわたり補助が必要な状態だった。男性職員はホームヘルパー(2級)の資格を持ち、15年11月から同施設に勤務していた。(イザ!の記事より引用)

福祉楽団からのコメントもPDFで公開されています(福祉楽団の発表)。

施設が増え、必要な職員が増えてくると、職員の質が相対的に下がるのはやむをえないのでしょうか。最近、こうした事件が多いですね。入所者同士のトラブルだけでなく、入所者と職員の関係からも目を離してはいけない時代です。

老人ホームを選ぶ際は、施設の状態だけでなく、職員の態度にも気をつけたいものです。

■関連エントリー:「いい老人ホーム.comブログ: 高齢者虐待防止法が成立」

2006年8月12日

老人ホームの認知症入居者に性的発言で「自宅謹慎7日間」?  [ news ]

あってはならない事件が発覚しました。

「イザ!」の記事によると、老人ホームの職員が90歳の女性入居者に性的な暴言を吐いていたことが明らかになりました。東京都大和市の特別養護老人ホーム(特養)「さくら苑」で1月に起こった出来事です。

 同苑によると、1月21日、2人の男性職員が女性の排せつを介助した際、男性職員(30)が性的な行為をしてほしいとの発言をしたという。日ごろから施設の介護に疑問を持っていた女性の