2006年4月 2日

終身介護と言っておきながら退去を強要するホームに注意  [ news ]

読売新聞(YOMIURI ONLINE)にショッキングな記事がありました。終身介護をうたっているにもかかわらず、重度の認知症になった入居者に退去を迫る老人ホームがある、というのです。

原因の多くは、有料老人ホームの「重要事項説明書」の表示方法に問題があるようです。このことは国民生活センターの調査で明らかになりました。

この調査は全国の1530の有料老人ホームを対象に行われ、785のホームからの回答に基づくものです。回答率は51.3%ですね。

調査結果をまとめると、以下のようになります。

・過去3年間に退去者があったホーム……82.7%(死亡は除く)

・主な退去理由の内訳
>病気治療……63.2%
>大声や暴力、徘徊など利用者が迷惑……9.1%
>ホームのルールを守れない……8.2%
>高齢化に対応できない……5.9%

同センターによると、事業者側から退去を申し出る場合、その根拠となっているのが、「重要事項説明書」に書かれた契約解除理由の項目だ。「不正手段による入居」「管理費等の滞納」などと並び、大半のホームが「他の入居者への影響」を設けているという。認知症の人が騒いだり歩き回ったりすることで、「共同生活の秩序を乱す行為」と判断されれば、入居者は退去を余儀なくされることになる。(YOMIURI ONLINEの記事より引用)

なるほど、「説明書に書いてありますよ!」という言い分なんですね。これって、高齢者にハイリスクな金融商品などを売りつける悪徳業者のやり方とたいして違いが無いように思うのですが……。

しかし、「年齢とともに要介護状態が進むのは明らか。契約時に終身介護と説明しながら、こうした解除項目を設けていること自体が矛盾している」と同センターでは指摘。その上で、「そのホームで提供できる介護に限界があるのなら、あらかじめ提供できる介護の範囲を示すほか、退去の可能性も明示する必要がある」としている。(同記事より引用)

もっともな指摘だと思います。悪質な老人ホームの実態は明らかにしないといけないと思います。当サイトは非力な個人サイトでありますが、「いい老人ホーム」選びの役に立つ情報やサービスを提供していけるよう、今後もコンテンツの提供やサービスの開発に力を入れていきます、と改めて使命感を感じさせられました。

身の回りにこうした情報があればぜひお寄せください。

Posted by webmaster at 2006年4月 2日 13:59 | コメント(0) | トラックバック(2)

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