2005年12月11日

リバースモーゲージに注目が集まる  [ column ]

老人ホームの高級化が進むなかで、入居費用の確保が困難な高齢者が増えています。特別養護老人ホーム(特養)などの比較的費用が安価な施設は多くの人が入居待ちをしている状況です。

それを受けて低価格な有料老人ホームも増えてきましたが(関連エントリーはこちら)、それでもやはり(安価とはいえ)入居時にはある程度のまとまったお金が必要です。

そんな中で注目を集めているのが、以前のエントリーでも紹介した「リバースモーゲージ」という仕組みです。不動産などの資産を担保に資金を借りて、自らの死後に資産を処分して返済を行うもので、自宅を担保に老後の資金を借りるニーズが増えてきています。

リバースモーゲージを使えば、老後にまとまったお金が必要になったときでも、自宅などを売却しないでお金が借りられるメリットがあります。

自宅を生前に売却する必要がないことから、

自宅を担保に老後の資金を借り、死後に自宅を処分して返済する「リバースモーゲージ」。

そのため、老人ホームや住宅販売会社、銀行などがリバースモーゲージを組み込んだ商品を続々と開発しています。

中央三井信託銀行は今年三月、リバースモーゲージの取り扱いを始めた。
東京、大阪、名古屋の三大都市圏に住み、六十歳以上七十九歳以下で、土地付き一戸建てを所有している人が対象だ。土地評価額の50%分を最長十五年間借り入れができる。例えば、評価額五千万円の土地の場合、六十五歳から年約百三十万円を七十九歳まで受け取れる。亡くなった時に物件を売却して借入金を返済する。(東京新聞の記事より引用)

また記事によれば、旭化成ホームズでは2003年10月から「へーベルハウス」所有者を対象にしたリバースモーゲージを取り扱っています。自宅を貸し出すと同時に融資を受け、「家賃」と「融資による資金(3000万円が上限)」を受け取れるようになります。このお金を住み替えや老人ホームへの入居費用にあてられます。

ただ、日本では「自宅を子孫に残す」という考えも根強く、リバースモーゲージを使うことに反対する家族もいるのだそうです。難しいですね……。

Posted by webmaster at 2005年12月11日 10:43 | コメント(0) | トラックバック(0)

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