2005年11月11日

「親の家」を当てにできない時代  [ column ]

韓国の京畿道水原(キョンギド・スウォン)の70歳代の女性が、「お金に目がくらんだ息子が私を殺すかもしれない」と警察に保護を願い出ました。

最近、水原市内の警察署・地区隊を訪ねたA氏(75)は「住んでいる古い家が、再開発計画で時価2億ウォン(約2000万円)を上回るようになった後、ほぼ連絡が途絶えていた息子2人が今月初旬に訪ねてきて、約30万ウォンのお小遣をくれながら印鑑がほしいと話した」と伝えた。その後、息子らは毎日訪ねてきて「財産を管理してあげる」とし、執ように印鑑を求めたが、A氏は「家は老後のためのもの」とし最後まで断った。 (Japanese JoongAngIlboの記事より引用)

疎遠になっていた息子たちが、実家の資産を要求しはじめ、身の危険を感じての行動のようです。

日本でも「高齢者のほうがお金持ち」といった現象が起こり始めています。団塊世代以前の人たちは、土地付きの家を保有している割合が高く、一方で若い世代の貯蓄率はかなり低いのが現状です。

以前ならこれらは「遺産」として後の世代に引き継がれていきましたが、最近は高額な有料老人ホームに入居するために資産を売却し、それを入居費用の元手とする人が増えてきました。そのため「遺産」は子どもたちに引き継がれなくなるケースが増えているのです。

実家が土地付きの家の人は、どこかで「親が年を取ったら自分も実家に帰り、親の面倒をみながらその家でのんびり暮らそうか……」と思っているかもしれませんが、その考えが現実的ではなくなってきています。

先日のエントリーでも触れましたが、早いうちに貯蓄をはじめておくことが肝要ですね。

Posted by webmaster at 2005年11月11日 13:57 | コメント(0) | トラックバック(1)

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Date: 2007.11.28